新型コロナ感染を防ぐ?イランで消毒用アルコール飲んで525人が死亡

イランで消毒用アルコールを飲んで命を失う事例が増えている。ニューヨークポストなど海外メディアが27日(現地時間)に報じた。
記事によると、イランの保健省は同日開かれた会見で、「2月20日から約2ヶ月間、全国で5011人が消毒用アルコールを飲んだ。このうち525人が死亡した」と明らかにした。また「95人が失明し、405人は腎臓に問題が生じ透析治療を受けている」と注意を呼びかけた。
消毒用アルコールを飲んだ理由は新型コロナウイルスの感染を防いでくれるとの誤った認識からだと伝えられている。
これと関連し、イランの司法省は、「高濃度アルコールに起因する死亡者数が非常に多く、予想外のレベルだ」とし「アルコール摂取は新型コロナの治療法でがなく、むしろ命に致命的だ」と警告した。
一方、米国でもトランプ大統領が23日、ホワイトハウスでの記者会見で、「ウイリスに効果がある殺菌剤を人体に注入しよう」という発言をした。その発言後、殺菌剤と関連する事故申告件数が増加するなど、誤った治療を試みるケースが増えている。
Copyright ©The financialnewsjapan. All rights reserved.