米テスラ、株価2千ドル目前…ウォール街は目標株価引き上げ

米国のEV車メーカー、テスラの株価が11%急騰し、初めて1800ドル(約19万円)を突破した。
マーケット・ウォッチによると現地時間17日、この日のニューヨーク市場でテスラの株価は11.20%上げた1835.64ドルとなり、時価総額も3420億ドル(約36兆1370億円)となった。
これは同じ自動車メーカーのGM(ゼネラル・モーターズ)、フォード、フィアット・クライスラーの時価総額を合計した額を超える規模。またトヨタ自動車の時価総額も50%以上上回る。
テスラの株価は今月11日に1対5の株式分割を発表して以降、4取引日の間に33.6%急騰した。
最近3ヶ月では129.7%の上昇。
テスラはまだニューヨーク市場のS&P500の採用銘柄ではないが、採用基準を満たして近い将来、指数に採用されるとの見方が有力だ。
テスラに悲観的だったウォール街でも目標株価を引き上げている。
ウェッドブッシュ証券のアナリスト、ダニエル・アイブス氏はテスラの目標株価を1800ドルから1900ドルに引き上げた。同氏はテスラの需要が第3四半期に米国で多少鈍っても、ヨーロッパや中国では依然として強かったと評価している。
市場調査会社のファクトセットによるアナリスト35人の目標株価の調査によると、最高価格はパイパー・ジャフレーのアレクサンダー・ポッター氏が提示した2400ドルだった。
翻訳:水野卓