米中貿易戦争、‟大豆”のせいで中国が負ける?

米中貿易戦争、‟大豆”のせいで中国が負ける?

中国が米国との貿易戦争でメキシコのように米国の意見に従うしかないという報道が出た。米紙USA TODAYは、その背景に‟大豆“があり、中国のアキレス腱になっていると分析した。

中国では最近、中産階級が大幅に増加し、主要食料品である豚の需要も大きく増えている。豚の飼料に使われるのが大豆で、中国は主に米国とブラジルから大豆を輸入し豚の飼料に充てていた。特に米国が輸出する大豆の57%を中国が輸入している(昨年基準)。米国の立場からみれば、中国の報復関税は米国の大豆産業に大きな打撃になる。実際に中国は米国が中国産の輸入製品340億ドルに関税を課すと、米国産大豆の輸入を阻止するために25%の高関税を課している。

しかし、専門家らの分析は違う。中国は国内で消費される大豆の12%である1億1200万トンを毎年生産し、残りは米国とブラジルから輸入してきた。最近、中国の関税賦課の可能性が高まり、米国産大豆の価格が1ブッシェル当たり10.54ドルから8.20ドルに下がったが、ブラジル産は急騰。この隙に乗じて他の国は安くなった米国産の購入を増やし、米国の打撃は少ない。

また、南半球に位置するブラジルの大豆収穫は通常2〜5月に行われる一方、米国は9〜12月に実施され、今年末になると、ブラジルは中国に供給する大豆量が不足になる。

この背景からUSA TODAYは、中国が米国産の代わりにブラジル産大豆を輸入しているが、ブラジルの収穫と出荷が終わる秋からはブラジルからの大豆では国内需要をカバーできないと予想している。

米農業研究機関スターリングマーケティングのマイク・ドーソン氏は「第4四半期から、中国は米国産大豆を必要とすることになる」とし「徐々にその時期に近づくほど、中国は米国との友好的な貿易協定のために取り組むことになる」と述べた。

また、豚の飼料だけでなく、食用油の生産のためにも、中国企業は米国産大豆を輸入する以外の選択肢はないという。USA TODAYは「25%の関税を中国が維持する場合、すでに上がった物価上昇率にさらなる上昇圧力になり、中国国内の政治的な問題に広がる可能性がある」と報じた。

米銀大手ウェルズ・ファーゴの資産戦略ディレクター、ジョン・ラフォージ氏も「米国の大豆輸出業者にまもなく朗報があると思う」とし、米中貿易交渉で中国の‟譲歩”を予想した。中国は世界1位の豚肉消費国で、豚肉の生産量でも世界全体の3分の1を占めている。同氏はこの理由で「中国は飼料が必要だ」と説明した。

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