続く新興国通貨不安、ブラジルレアルが3年ぶり安値記録

続く新興国通貨不安、ブラジルレアルが3年ぶり安値記録
ブラジルレアルが2015年9月以来、最大の下げ幅を記録した。
8月31日(現地時間)時点でレアルは、ドルに対し1.78%下落した。大統領選挙の不確実性とアルゼンチンの経済危機の影響で、レアルの価値は一時過去最安値まで下げる局面があったが、ブラジル中央銀行の介入で最終的に1ドル=4.146レアルで取引を終えた。レアルの価値は今月だけで8.46%を下落し、2015年9月(-9.33%)以来最大の下げ幅を記録した。
ブラジル中銀はこの日、レアルの価値が安定したら再び買うこと条件に、保有している外貨の一部を市場に供給した。ブラジルの外貨準備高は3千800億ドル水準で、世界10位だ。
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