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米記者夕食会襲撃、容疑者の「犯行声明」公開…トランプ氏ら政府高官を標的に

(写真はトランプ大統領のSNS「トゥルース・ソーシャル」から)

米ワシントンのホテルで開催されたホワイトハウス記者協会主催の恒例夕食会を襲撃しようとした容疑者の男が、犯行直前に作成した「犯行声明(マニフェスト)」の内容が明らかになった。容疑者はドナルド・トランプ大統領の実名を直接挙げてはいないものの、大統領を含む政府高官を殺害する意図を明確に示していた。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)などが26日に報じたところによると、逮捕されたコール・トーマス・アレン容疑者(31)は、犯行のわずか10分前に家族へ声明文を送付していた。文書には「コール・『コールドフォース』・『親切な連邦暗殺者』・アレン」という署名があり、コネチカット州に住む容疑者の兄弟が警察に通報したことで発覚した。

声明文の中でアレン容疑者は「私は米国市民であり、私の代表者たちの行為は私自身を反映している」とし、「小児性愛者、性暴行犯、反逆者がその犯罪で私の手を汚すことをこれ以上許さない」と主張。今回の犯行を「それらに対して何かを成し遂げるための初めての本物の機会」と位置づけていた。

25日、ワシントン・ヒルトン・ホテルで開催された行事会場で、アレン容疑者は散弾銃や拳銃、ナイフを所持して保安検査場を通過しようとした際、警備員に発砲し、その場で取り押さえられた。トランプ大統領は直ちに避難し、負傷者は出なかった。

容疑者の声明文によると、標的は「政府官僚」とされ、「優先順位は高位職から」と記されていた。ただし、カシュ・パテル連邦捜査局(FBI)局長については標的から除外されていた。また、シークレットサービス(大統領警護隊)については「必要な場合のみ標的とする」とし、ホテルの従業員や一般客は標的ではないと明言した。殺傷力を抑えた散弾を使用すると主張するなど、被害を最小限に抑えつつ特定の標的に接近しようとした形跡が見られる。

アレン容疑者は自身をキリスト教徒だと主張し、犯罪を放置することは「圧政者の犯罪への加担」であるとして犯行を正当化していた。これに対し、トランプ大統領は26日、FOXニュースのインタビューで「彼の声明を読めば、彼がキリスト教徒を憎悪しているのは明白だ。非常に強硬な反キリスト教적動機によるものだ」と反論し、宗教的対立を強調した。

トッド・ブランチ司法長官代行は、容疑者が実際に大統領を含む政府関係者を標的にしていた可能性が高いとみて、詳しい動機の解明を急いでいる。

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