英GDPが2.1%減…まだEU離脱前なのに

英GDPが2.1%減…まだEU離脱前なのに
英国の経済が正式に欧州連合(EU)離脱が発動する前にかかわらず、国内総生産(GDP)の規模が2.1%も減少したことが分かった。経済専門テレビ局CNBCが3日、スイス最大手銀行UBSの調査を引用して報道した。
UBSの調査によると、英国がEU離脱を決定した後、英国への投資は約4%減少し、物価は1.5%上昇した。消費も1.7%減となった。また、実質実効為替レート(REER)も低下した。
しかし、UBSのエコノミストらは、「EU離脱決定以来、英企業が受けた打撃は予想より深刻ではない」と述べた。また「失業率が過去1974年以来最も低い4%まで下がり、賃金は上昇するなど、英国の経済が懸念していたことより被害が少ない」と付け加えた。またエコノミストらは、「もし英国がEUに残留したら、GDPは100bpも高くなったはずだ」と説明した。
一方、国際通貨基金(IMF)は今年7月、英国の今年GDP成長率見通しを再調整し、当初の1.6%から1.4%に下方修正した。
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