トランプ米大統領は15日、イランとの紛争について「終わりが近づいている」と述べ、外交的解決への強い期待感を表明した。ホワイトハウスは、パキスタンの中継による第2次平和会談の開催を肯定的に評価しているが、一部で報じられた「2週間の停戦延長」については現時点で否定。軍事的・経済的な「最大級の圧力」を維持したまま、最終合意(グランドバーゲン)を引き出す構えだ。
ホワイトハウスのレビット報道官は同日の会見で、パキスタンのイスラマバードでの再交渉の可能性に触れ、「展望を楽観視している。トランプ氏の要求を受け入れることが、イランにとっても最善の利益だ」と強調した。
これに合わせ、パキスタンのムニール陸軍参謀総長が高官らを伴い、米側の「親書」を携えてテヘランを電撃訪問。さらにシャリフ首相もサウジアラビアやトルコなど地域大国の歴訪を開始しており、来週火曜日に迫った「暫定停戦」の期限を前に、多角的な仲介工作が佳境を迎えている。
外交努力の一方で、米軍によるホルムズ海峡の「逆封鎖」は厳格に運用されている。米中央軍によると、封鎖開始後の48時間で米艦隊の検問を突破した船舶はゼロ。9隻のイラン関連船舶が米軍の指示に従い、強制的に回航された。ただし、イラクのバスラなど第3国へ向かう商船については、通航が認められている。
これに対し、イラン側のアブドラヒ少将は「米国の海上封鎖は停戦違反の前兆だ」と猛反発。ペルシャ湾から紅海に至る全ての輸出入ルートを遮断すると警告しており、一触即発の状況が続いている。
戦争の影響で、全米の平均ガソリン価格は1ガロン=4.10ドルまで高騰している。トランプ氏はフォックス・ビジネスのインタビューで「終戦すれば価格は急落する」と断言。ベセント財務長官も、今夏中には「3ドル台」に戻るとの楽観的な見通しを示した。
また、トランプ氏は中国の習近平国家主席から「イランへ武器を供給していない」とする親書を受け取ったことを公表。5月初旬の訪中を予告し、「習氏は私がホルムズ海峡を開放し、石油を流通させることに満足している。両国は良好な協力関係にある」と、対中・対イラン外交の成果を誇示した。

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