炭水化物制限を長期間続けてみたら…死亡の危険性32%増加

炭水化物制限を長期間続けてみたら…死亡の危険性32%増加

ダイエットに効果的だとして低炭水化物のダイエット献立が流行っている。しかし短期的には体重減量効果があるものの、長期的には健康に悪影響を及ぼす可能性があることが判明し、注意が必要だ。

米週刊誌タイムは最近、ドイツ・ミュンヘンで開かれた「2018欧州心臓病学会」でポーランド・ウッチ医大が発表した、「低炭水化物の献立は長期的に安全ではない」という内容の研究結果を紹介した。

マチエイ・バナフ博士の研究チームは1999〜2010年の米国民健康栄養調査(NHANES)に参加した2万4825人を対象に炭水化物の摂取量と全ての原因による死亡率に関する連関性を調査した。

参加者の平均年齢は47.6歳で、研究チームは4つのグループに分けて参加者の炭水化物摂取量を分析した。

平均6.4年にわたって行われた研究の結果、炭水化物を最も少なく摂取した下位25%のグループは最も多く摂取したグループに比べ、今後6年で死亡する危険性が32%も高かった。特に心臓疾患、脳卒中で死亡する確率は約50%、がんによる死亡の危険性は35%も高いことが判明した。

更に研究チームが16年間、44万7000人を追跡調査した7件の論文を分析した結果でも、炭水化物を最も少なく摂取する人々が死亡する恐れは、最も多く摂取した人々より15%高かった。

正確な原因は明らかになっていないが、研究チームは「低炭水化物の食事が長期的に各種疾患による死亡の危険性を高める可能性がある」と説明した。

バナフ博士はタイムズ誌に「メッセージは明確だ」とし「炭水化物を極端に減らすことや極めて少なめに摂取することは必ず避けるべきだ」と伝えた。また「毎日摂取する全ての栄養素が大事」とし「栄養素の一つでも極度に制限すると、健康に害を及ぼす」と付け加えた。

翻訳:尹怡景
info@fnnews.jp

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