アリババのジャック・マー会長は引退しない… 香港紙報道
【写真】アリババのジャック・マー会長/ WIKIMEDIA COMMONSより Author=Rico Shen
アリババのジャック・マー会長は引退しない… 香港紙報道
中国ネット通販大手アリババ・グループのジャック・マー会長の引退説が浮上したなか、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは9日、「ジャック・マー会長の引退説は事実ではない」と報道した。
先週、ニューヨークタイムズなどの海外メディアは「マー会長が54歳の誕生日である10日に引退を宣言し、教育事業に専念する計画だ」と報じ、マー会長の引退説が浮上した。
しかし、サウスチャイナ・モーニング・ポストはマー会長の引退関連報道が事実と異なる部分があり、「インタビューの内容も前後関係を無視して恣意的に解釈したもの」と報道した。グループ承継計画については、「アリババ・グループの将来の10年経営計画の一環として行われ、アジアで最も価値のある企業を導く次世代の経営陣を育成するため」とし、マー会長の引退を想定して作られた計画ではないと伝えた。マー会長は10日、グループ承継計画を発表する予定だ。
また同紙によると、マー会長はすでに最高経営責任者(CEO)の座をダニエル・チャン氏に引き渡し、より多くの時間を新しい投資機会の発掘、技術開発、慈善事業に注ぎ込んでいるという。
一方、英語の教師出身のマー会長は、1999年に中国・浙江省東部の杭州にある自分のアパートでアリババを創業し、20年だけで中国を代表するグループに成長させた。2014年にはジャック・マー財団を設立し、中国の教育改善に力を注いでいる。
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