自民党の石破茂総裁は、森山裕氏を幹事長に起用するなど党執行部の人事を決定した上で、記者会見であす国会で総理に選出された場合、「来月27日に解散総選挙を行いたい」と明言した。
石破総裁は「新政権はできる限り早期に国民の審判を受けることが重要であると考えており、諸条件が整えば10月27日に解散総選挙を行いたい」と述べ、国会の判断に従いながらも、解散総選挙への準備を進める姿勢を示した。
総理就任前に解散時期を明確に言及するのは極めて異例だが、「全国の選挙管理委員会などの選挙準備の観点から、本日表明させていただいた」と説明した。
また、野党側が解散前に予算委員会など国会での審議を求めていることに関しては、「国会の判断に従う」「国民に判断いただける材料をきちんと揃えるような努力は続けていきたい」と慎重な姿勢を見せた。
石破総裁は新しい党執行部として、▼幹事長に森山裕氏、▼選挙対策委員長に小泉進次郎氏、▼副総裁に菅義偉前総理をそれぞれ起用する人事を決定し、総務会で了承された。
さらに、党の最高顧問を新たに創設し、麻生太郎前副総裁を指名した。
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