阪神タイガースが、来春甲子園球場で行われるオープン戦において、コロナ禍以降禁止されていたジェット風船を限定的に解禁する方向で最終調整を進めていることが分かった。ジェット風船が甲子園で使用されるのは2019年以来約6年ぶりとなる。
限定解禁、衛生面と環境配慮が背景
阪急阪神ホールディングス関係者の取材によれば、対象となるのは2024年3月に開催される5試合のいずれかであり、9日の巨人戦が有力視されている。正式決定となれば、ラッキーセブンや勝利の瞬間を彩る象徴的な応援スタイルがついに復活することとなる。
今回の限定解禁では、従来の口で膨らませるタイプではなく、専用ポンプを使用した衛生的な形状が採用される見通しだ。これにより飛沫感染のリスクを軽減するほか、素材改善やゴミの管理体制の強化が復活の後押しとなったという。
広がるジェット風船の再開の流れ
ジェット風船の応援は、2022年に広島が日本球界でいち早く再開し、今年はDeNA、西武、楽天など複数の球団が解禁に踏み切った。これらの球団はすべて専用ポンプを使用する仕様を導入し、口での膨らませ行為は禁止している。阪神もこれらの事例を参考に運営方法を研究してきた。
SDGsとの調和と復活への期待
ジェット風船は1978年に広島戦で初めて使用されたとされ、以降甲子園で阪神ファンの風物詩として定着。しかし、コロナ禍以前から飛沫や大量のゴミ問題、SDGs観点での課題が指摘されていた。そのため、近年はペンライトによる応援が推奨されてきた。
それでも、長年親しまれてきた応援スタイルの復活は、多くの阪神ファンにとって朗報だろう。藤川監督の初年度、そして球団創設90周年を迎える記念すべきシーズンに、甲子園の応援風景に新たな喜びが加わることが期待される。
ジェット風船の限定解禁が成功すれば、シーズン中での継続的な使用も検討される可能性がある。春のオープン戦で繰り広げられる黄色い風船の舞が、再び甲子園の空を鮮やかに彩る日が近づいている。













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