ローマ教皇フランシスコの死去を受け、石破茂首相は21日夜、哀悼の意を表す談話を発表した。談話の中で石破首相は、「教皇フランシスコ台下の崩御の報に接し、深い悲しみを禁じえません」と述べ、国際社会全体にとって大きな損失だと強調した。
石破首相は、2013年から教皇に就任したフランシスコ氏が、約14億人のカトリック信者を背景に、環境保護や平和外交の推進に力を注いできたことに言及。「その力強い発信力と行動は、世界中の人々に感銘を与えた」と語った。
また、日本との関係については、「フランシスコ教皇はイエズス会出身として、かねてより日本での布教を希望されていた」と述べ、2019年に教皇として38年ぶりに日本を訪問したことを振り返った。広島と長崎を訪れた際には、被爆地から平和への強いメッセージを世界に発信したとし、「その訪日は日本国民の心に深く刻まれた」と語った。
石破首相は「教皇のこれまでの功績に心から敬意を表する」と述べ、「その崩御はバチカン市国および全てのカトリック信者のみならず、国際社会全体にとって大きな損失である」と重ねて強調。最後に「日本国政府及び日本国民を代表して、深い哀悼の意を表する」と締めくくった。













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