小泉進次郎農林水産相は3日の記者会見で、競争入札により売り渡した政府備蓄米の価格が「少し高めの水準にある」と指摘した上で、事業者が返還を希望する場合には応じる意向を示した。さらに、返還された備蓄米については随意契約で改めて安価に売却する方針も明らかにした。
小泉氏は「扱いに悩んでいる事業者がいれば相談に応じる」と呼びかけ、随意契約による再販について「活用は一つの選択肢だ」と述べた。
一方、小泉氏によると、備蓄米の随意契約には中小規模のスーパーや米穀店から約1500件の申し込みが寄せられており、現在、米穀店向けの受付を一時的に休止しているという。
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