国民民主党の玉木雄一郎代表は3日午前、国会内で記者会見を開き、立憲民主党の野田佳彦代表に対し、内閣不信任決議案を提出するよう改めて求めた。玉木氏は、不信任案が提出された場合、石破茂首相が衆議院解散を検討しているとの報道を念頭に「政権交代を目指す野田氏は当然、不信任案を出すべきだ」と強調した。
玉木氏は、所得税の課税最低ラインを178万円まで引き上げることやガソリン税の暫定税率廃止などをめぐり、自民・公明両党と合意していたにもかかわらず実現していない現状を批判。「このような状況で石破内閣を簡単に信任することはできない。厳しく対処していく」と述べ、不信任案が提出されれば賛成する意向を示した。
国民民主党が立憲民主党に対して強い姿勢を求める背景には、不信任案の提出によって早期解散総選挙を促し、政権交代の機運を高めたい狙いがあるとみられる。
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