9月27日から28日までの2日間、東京・世田谷区の駒沢オリンピック公園が日韓両国の熱気に包まれた。「日韓交流おまつり2025 in Tokyo」が盛大に開催され、今年は日韓国交正常化60周年を迎える節目の年として、おまつりの意義は一層深まった。
2005年の「日韓友情年」を機にスタートしたこのおまつりは、今やソウルと東京で同時開催される両国最大規模の民間交流イベントとして確固たる地位を築いている。『文化交流』『市民交流』『未来世代交流』の場であり、お互いに欠かせない隣人として親密にコミュニケーションを図る象徴的な舞台となっている。
今年で17回目を迎えた東京会場のオープニングセレモニーでは、日韓両国の主要な関係者による祝辞とともに、朝鮮通信使行列の再現が披露され、来場者の視線を集めた。ステージパフォーマンスも伝統と現代の調和が際立っていた。韓国の「サムルノリ」と日本の伝統楽器「和太鼓」が響き合う融合の舞台は深い感動を呼び、爆発的なK-POPステージは若い観客から熱狂的な歓声を浴びた。




会場の各所に設けられた体験ブースも老若男女を問わず大人気だった。韓服や高句麗時代の衣装の試着、韓国の書道や工芸体験、人気漫画とのコラボレーションフォトゾーンなど、多様なプログラムが展開された。特にフードコーナーは、最も多くの人が押し寄せた。チーズハットグ、キンパ、チヂミ、トッポッキ、冷麺など、韓国を代表するストリートフードや本格的な料理が販売され、その場で味わった日本の市民は「韓国に行かなくても、本場の味をリアルに感じられて嬉しい」と笑顔を見せた。
K-Food 広報館、体験と購買をシームレスに連携 おまつりの目玉の一つであった韓国農水産食品流通公社(aT)東京支社が運営するK-Food 広報館は、単なる展示を超えて消費者と直接コミュニケーションを図るマーケティングプラットフォームとして機能した。K-Foodのロゴを活用した広報に加え、オンライン韓国館(Qoo10)と連携し、実際の購買に繋がるよう企画された案内資料が提供された。 来場者を対象とした消費者体験イベントも連日大盛況だった。簡単なゲームやクイズを通じて韓国食品の景品が贈られ、特に会場で韓国食品を購入した人向けの特別イベントは、広報と販売を自然に結びつける成功例として評価された。
広報館の隣に設置された販売ブースでは、輸入業者が出展し、韓国産食品を直接販売した。ラーメン、マッコリ、トッポッキなど、すでに日本市場で知名度の高い製品からシッケ(韓国店頭飲料)や最新トレンドのスナック類まで多様な商品が用意され、“試食し→購入し→生活の中で楽しむ“というK-Foodの消費プロセスを現場で完結させた。
「日韓交流おまつり2025」は、文化と市民の力で築き上げる交流の強さを再確認する場となった。日韓国交正常化60周年という歴史的意義を背景に、特にK-フードの広報・販売活動は、韓国食品が日本社会に一層浸透し、両国の食文化交流を豊かにする基盤を築いたと評価されている。
















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