トランプ米国大統領は27日、神奈川県の米海軍横須賀基地を訪問し、日本の自衛隊および在日米軍の隊員を前に演説を行った。これに同行した日本政府関係者は「自由で開かれたインド太平洋を守るため、日米が一体となる覚悟を新たにした」と述べた。
今回の訪問はトランプ大統領のアジア歴訪の一環として実施されたもので、米軍と自衛隊の協力体制を視察し、地域防衛の重要性を強調する狙いがある。演説でトランプ大統領は「日本と米国の同盟はインド太平洋の平和と繁栄の礎だ」と述べ、両国の安全保障協力をさらに強化する方針を示した。
日本側代表は「インド太平洋を自由で開かれた地域とし、平和と繁栄の基盤を築くという決意をトランプ大統領と共有した。日米同盟をさらなる高みに引き上げていく」と表明した。
今回の横須賀訪問は、米国によるアジア重視政策の再確認であり、東アジアの安全保障環境が緊張を増す中で、日米の防衛協力を再定義する象徴的な場となった。
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