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北朝鮮、韓国大統領の「遺憾表明」に「率直で大胆な姿勢」と賛辞

韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領が、民間団体による北朝鮮領内への無人機浸透事件について「遺憾」の意を表明したことに対し、北朝鮮側が極めて肯定的な反応を示した。北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長は6日夜、朝鮮中央通信を通じて談話を発表し、李大統領の対応を「非常に幸いで、自らのための賢明な処置だ」と評価。一時高まっていた軍事的緊張が、対話局面へと劇的に転換する兆しを見せている。

事端となったのは、韓国の民間団体が飛ばした無人機が北朝鮮に浸透した事件。これに対し李大統領は6日、「現政府においてあってはならない事件が発生した」と言及。「政府の意図ではないが、一部の無責任で無謀な行動により不必要な軍事的緊張が誘発されたことに対し、北側に遺憾の意を表する」と述べた。

■ 金正恩氏「率直で大胆な人物」と称賛

これを受け金与正氏は談話で、「わが国家首班(金正恩氏)は、李大統領が直接遺憾を表明し再発防止に言及したことを、率直で大胆な人物の姿勢を示したものだと評した」と伝えた。北朝鮮側が大統領個人の政治姿勢を「率直かつ大胆」というポジティブな表現で称えるのは異例であり、李大統領のメッセージが平壌側に好意的に受け入れられたことを裏付けている。

韓国大統領府(青瓦台)の関係者は同日、「今回の南北間における迅速な相互意思確認が、朝鮮半島の平和共存に寄与できることを期待する」とのコメントを発表。政府として平和共存に向けた努力を継続する方針を改めて強調した。

専門家は「最悪の衝突シナリオを回避しただけでなく、首脳間の信頼関係を確認できたことは大きな成果だ」と分析している。今後は、北朝鮮側が要求している再発防止策の具体化や、停滞していた南北対話の再開時期が焦点となる。

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