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イーサリアム100ドル割り込む…ブロックチェーン業界に強まる危機感

イーサリアム100ドル割り込む…ブロックチェーン業界に強まる危機感
ビットコインの急下落の影響で、殆どのコインも下げ幅を拡大している。特にブロックチェーン市場の基軸通貨と呼ばれるイーサリアムの価額が100ドル台を割り込み、ブロックチェーン業界に危機感が強まっている状況だ。
コインマーケットキャップによると、7日のイーサリアムの価額は過去24時間比15.77%安の85ドル前後で推移している。今年1月の高値1370ドルに比べると、約95%下落した水準。他のコインよりも下げ幅が大きく、ブロックチェーン産業に与える影響を懸念する声も高まっている。
韓国メディアによると、世界中で行われた新規仮想通貨公開(ICO)など資金調達プロジェクトのうち約88%はブロックチェーン開発社が主導した。開発社は資金調達の際に、現金ではなくイーサリアムで資金を確保。人材採用や開発費などが必要になるたびに、イーサリアムを市場に売って、運営費として使用してきた。
問題は、イーサリアムの値がこれまで市場で高く付けられ、こういう運営方式を選んだブロックチェーン開発社が急増したことだ。韓国メディアは「同運営方式により、大量のイーサリアムが市場に流れ、下押し圧力として働いてイーサリアム相場をより不安定にさせた」と分析している。
イーサリアムの下落は、ブロックチェーン開発社の経営自体を根本から揺るがす恐れがある。実際に運営資金をイーサリアムで保有中の開発社ではリストラや事業縮小などを検討するところが多く、一部の開発社はサービス運営を諦めるしかない状況だという。
専門家らは、「当面の資金難を解消するため、開発社らが保有中のイーサリアムを今の低価額で売ると、イーサリアムの価額はさらに暴落するだろう」と述べた。