2018年『釜山10大ヒット商品』決定…1位は釜山現代美術館

2018年『釜山10大ヒット商品』決定…1位は釜山現代美術館
『文化享有』『復活』『連結』が今年のキーワード
2018年、釜山市民から最も支持を得た釜山のヒット商品は「釜山現代美術館」であることが分かった。
専門家などによる推薦、地域メディアやSNSのビッグデータ解析を通して20の候補がまず選定され、これに対し市民を対象としたアンケート調査を実施。2018年の『釜山10大ヒット商品』が決定されたと釜山発展研究院が24日発表した。
釜山10大ヒット商品は、釜山で人気を得た商品や施策、地域に影響を及ぼした人物・機関などから、釜山の一年を表すキーワードを調査するという趣旨で毎年年末に選定される。
今年の釜山の10大ヒット商品は、釜山市が建設した「釜山現代美術館」が見事1位に輝いた。洛東江河口の乙淑島に位置する釜山現代美術館は、敷地面積2万9900㎡、延べ面積1万5312㎡という規模で昨年完工、今年6月にオープンした。オープニング展示を行った二カ月間に30万人近い観客を集め、順調な滑り出しを切った。「釜山ビエンナーレ2018」を通し、その位置付けを確かなものにしたようだ。

2位につけた「影島カンカンイ芸術村」は、釜山発展の主動力となった造船産業の歴史を学びながら、海洋文化首都・釜山のルーツに触れることができる場所だ。今年、文化体育観光部が地域活性化のため開催した公募展で最優秀賞を受賞し、新しい観光地として急浮上している。地域性と歴史性を活かした空間で、「不思議な船舶体験館」「カンカンイシーバス」「カンカンイ村工作所」など多様なプログラムを展開している。
次に、個性的なパン屋がずらりと立ち並ぶ「パンチョンドン(パン屋通り)」が3位、韓国近代遺産では初めて世界遺産の登録候補となっている「避難首都1023日」が4位にランクイン、△山城トンネル △釜山ビエンナーレ △海東龍宮寺 △大鮮酒造 △釜山外郭循環高速道路 △ヘリダンキルなどがランクインした。
昨年には「松島海上ケーブルカー」が1位、次いで「古里原発1号機の永久停止」「東海線」「ヒルトン釜山」「F1963」「田浦カフェ通り」「黃領山の夜景」「G-STAR」「ソン・アソプ」「青年ディディムドルプラン」という順であった。
以上の結果から見る今年のキーワードは、『文化享有』『復活』『連結』だ。釜山現代美術館、影島カンカンイ芸術村、釜山ビエンナーレ、海東龍宮寺が『文化享有』、パンチョンドン、避難首都1023日、大鮮酒造、ヘリダンキルが『復活』、山城トンネル、釜山外郭循環高速道路が『連結』と関連した商品としてそれぞれ選ばれた。
今年の釜山10大ヒット商品は、他機関による全国規模のヒット商品の選定方法とは異なり、釜山市民の生活消費パターンを反映した商品や消費、トレンド調査結果などが考慮された。
翻訳者:M.I