中国、昨年の経済成長率が6.6%…過去28年間で最低に

中国、昨年の経済成長率が6.6%…過去28年間で最低に
中国の経済成長率が1990年以来最も低い水準に落ちた。中国国家統計局は21日、昨年のGDP(国内総生産)が6.6%(暫定値)増加したと発表した。同成長率は1990年に記録した3.9%以降、28年間最も低い水準だ。ただ、中国政府が提示した「6.5%」の目標は達成した。
中国の年間経済成長率は2010年の10.6%から、11年の9.5%、12年の7.9%、13年の7.8%、14年の7.3%、15年の6.9%、16年の6.7%、17年の6.8%に下落し、明確な下方曲線を描いてきた。
今年の見通しも明るくない。世界銀行は最近発表した「世界経済見通し」を通じて、中国の今年の経済成長率を6.2%と予想した。また経済協力開発機構(OECD)も中国の今年の経済成長率を6.3%と予想している。一部の投資銀行は、貿易戦争が劇的に解消されない限り、今年の中国の経済成長率は5%台に落ちる可能性があると観測している。
中国政府は3月に開かれる全国人民代表大会で今年の成長目標値を発表する予定だが、昨年より低い6%台前半を目標として提示する可能性が高いと専門家らは伝えている。