サムスン電子、半導体だけで45兆ウォン黒字…2年連続で過去最高実績

サムスン電子、半導体だけで45兆ウォン黒字…2年連続で過去最高実績

サムスン電子は去年、約60兆ウォン(約5.7兆円)の黒字を達成し2年連続で過去最高実績を記録した。ただ、主力事業である半導体部門の実績が大幅に下落したことが今後の成長見通しに負担になっている模様だ。

■半導体減速にも…2年連続で最高実績
サムスン電子は1月31日、去年10〜12月期の連結決算を発表。売上高59.27兆ウォン、営業利益10.8兆ウォンを達成したと明らかにした。これで2018年通期の連結業績(確定値)は売上243.77兆ウォン、営業利益58.89兆ウォンになり、17年に続き2年連続で過去最高実績を更新した。

核心事業部分である半導体は去年10〜12月期の売上18.75兆ウォン、営業利益7.77兆ウォンを達成したものの、半導体市場の不確実性とメモリー需要の減少で前期に比べ営業利益が6兆ウォン近く下落した。データセンター、スマートフォン関連主要取引先の在庫調整によりメモリーの需要が大きく減少した影響で出荷量が減り、業界のNAND回路供給が拡大したことで価格も下落した影響が営業利益の減少の原因とされている。

サムスン電子は今年の1〜3月期も、閑散期の影響などにより全般的に需要の減少が続くと見込んだ。しかし、今年は繁忙期突入効果や主要製品の高容量メモリー採用が持続的に拡大することにより、全体的に市場需要が徐々に回復すると見通した。

サムスン電子の関係者は「NAND回路は、価格の安定化と応用先での高容量化が進み、需要が増加すると予想されている。また、DRAMは下半期に新規CPUとスマートフォン新機種の発売が予定されており、その影響などで需要が増えると期待している」と見込んだ。

サムスン電子は1Y世代のDRAM工程の安定的な生産量拡大や1Z世代のDRAMナノ工程開発など技術競争力を強化して5世代3D V-NANDフラッシュメモリの供給を拡大し、原価競争力を引き上げる計画。

ディスプレイ部門は売上9.17兆ウォン、営業利益0.97兆ウォンを記録した。10〜12月期はOLEDパネルの収益性悪化により前期より実績が小幅減少となった。ITモバイル(IM)部門は売上23.32兆ウォン、営業利益1.51兆ウォンを記録した。無線事業は繁忙期にも関わらず、市場の成長鈍化によるスマートフォン販売量減少などが響き、前期より売上が下落した。

テレビや家電を担当するCE部門は売上11.79兆ウォン、営業利益0.68兆ウォンを記録した。テレビ事業は年末の繁忙期を迎え、超大型QLEDテレビなどの高付加価値商品の販売が拡大。実績が前期と前年同期に比べ改善された。特にQLEDテレビは前年同期比3倍ぐらい高い販売量を記録した。

■去年、29.4兆ウォンを設備投資へ
去年、サムスン電子は29.4兆ウォンの設備投資を行った。事業別には半導体23.7兆ウォン、ディスプレイ2.9兆ウォン水準。過去最大規模の投資が行われた17年に比べると14兆ウォンほど縮小された。

サムスン電子は中長期的な課題として部品技術の革新、製品のフォームファクタや5G技術の差別化などを挙げている。また人工知能(AI)と電装関連の新規事業を持続的に強化していく方針。このため、研究・開発に積極的に投資する予定だ。

半導体の場合、人工知能、電装用の新規チップセット技術の確保、次世代パッケージング・ソリューション強化に取り組む計画。ディスプレイパネルはスマトーフォン向けの革新技術強化、IT、電装の応用先拡大とともにOLED事業の力量を高める方針だ。

また、折りたたみ式にスマートフォンやマイクロLEDなどの革新製品を引き続き展開する一方、装備、端末、チップセットなどトータルソルーションに基づいた5G事業のリーダーシップを強化していく予定だ。

翻訳:尹怡景

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