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フェイスブックは“ファーストペンギン”になれるか
[ファクトチェック] フェイスブックは“ファーストペンギン”になれるか…仮想通貨発行の可能性は?
世に氾濫する仮想通貨やブロックチェーン関連のニュースは果たして全て事実なのだろうか。ブロックポストは、事実関係の確認が必要だと思われるイシューを選別し、その真偽の程について検証してみることにした。
「発行はされるようです。あとは時期の問題ではないでしょうか?また、フェイスブックがブロックチェーン技術を適用するかどうかは見極めが必要です。ラインやカカオトークなど数千万人以上の利用者を持つ企業ですらも、自社のメインストリームサービスにブロックチェーン技術を適用していません」
TTCプロトコルのチャン・セソン理事は、フェイスブックコイン発行の可能性ついてこう答え、「時期、方法、深度」が重要になると予測した。
また同氏は、「フェイスブックが自社コインを発行するのであれば、世界の各国と産業全般に浸透するのに壁となっている規制がないことが大前提。フェイスブックは株式公開(IPO)を実施した上場企業だ。仮想通貨の導入には慎重にならざるを得ない」とした。
彼は続けて「フェイスブックならば、敢えて自社サービスにブロックチェーンを導入せず、ポイント制度を作るなどするだけでも反響は大きいだろう。同社が業界の“ファーストペンギン”となれるかどうか注目したい」と語った。
フェイスブックの仮想通貨発行と関連して世間に初めて知らせたのは世界的な媒体ブルームバーグで、メッセンジャーアプリ「WhatsApp」で使用可能な仮想通貨を開発中であると報じていた。昨年5月頃、フェイスブック社にブロックチェーンチームが新設されるというニュースが伝えられて以降、初めての具体的な進捗だ。
さらに今年初めニューヨークタイムズが「フェイスブックコインは今年上半期の発行を目標として、 複数の仮想通貨取引所で新規上場を試みている」と報道し、一連の疑惑をさらに強めることとなった。フェイスブックがブロックチェーン部門の人材を採用し始めたのもこの時期だ。
今月9日、ニューヨークタイムズのナサニエル・ポッパー記者は、自身のツイッターアカウントに「フェイスブックが自社コインの発行に向けてベンチャーキャピタルを募集している。世界的な大企業が、このように外部から資金を募るのは極めて異例」と投稿していた。フェイスブックコイン関連のニュースは、今後まだまだ続きそうだ。
翻訳者:M.I