ファーウェイ、「米市場を放棄してでも、妥協はしない」…攻勢に出る中国

ファーウェイ、「米市場を放棄してでも、妥協はしない」…攻勢に出る中国

米中貿易交渉を再開するための最後のチャンネルと期待されている、両国の高位級貿易交渉が岐路に立たされている。交渉の余地を残すため、慎重論を堅持して来た中国内では、米国の交渉姿勢を公に非難し、貿易交渉を拒否する可能性も示唆され始めている。

■中国が低姿勢から一転
香港のサウス・チャイナ・モーニング・ポストによると、中国政府のシンクタンクである社会科学院の国際問題専門家の陶文釗氏は19日、「スティーブン・ムニューシン米財務長官の訪中を待ってから行動に出ることが損ではない」と指摘した。

同氏は、「米国の信頼が引き続き不足するなら、彼がいつ来るのかを考えておく必要は無い」と、「この間の数回の交渉を経て、双方の間には既に十分な対話が行き交っている」と話した。米中貿易交渉が決裂した中で、再交渉の足場となるムニューシン長官の訪中を待ち望んではいないとの雰囲気がみられる。

中国の主要メディアの米国に対する全方位的な非難のレベルも、日増しに高まっている状況だ。官営メディアの環球時報は18日、「米国に対するあらゆる幻想を捨てる時」と題した社説で、「米国が法を無視したまま、ファーウェイの供給網を断絶する野蛮な行動をとっている」と、「科学技術分野で中国に宣戦布告した」と強く非難した。また同紙は、「中国は開放を引き続き拡大すると同時に、米国に厳しく対処し、闘わなければならない」と報じている。

■ファーウェイ会長も「妥協はしない」
米国の集中攻撃の対象となった中国の情報通信機器大手ファーウェイの任正非会長も、米国市場を放棄してでも妥協はしないと、強気の発言をしている。

任会長は今月18日、広東省深センのファーウェイ本社で、東京、朝日、日経新聞など日本メディアと面会し、トランプ政権のファーウェイ規制措置について、「ファーウェイは法律に抵触する事はしていない」と、「5G移動通信システム施設分野で米国が要請したとしても、応じる考えは無い」と不快感を表した。

またトランプ大統領については、「今日はある国を威嚇し、次は別の国を脅迫している。この様な状況で、誰が米国に投資するリスクを冒すのか」と、トランプ政権を激しく批判した。

日本メディアと異例のインタビューを行ったのは、先端技術輸入交流国として、米国の他に日本を考えているとのメッセージを伝えるためとの見方もある。

翻訳︰水野卓

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