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「イランからの贈り物」は…ホルムズ海峡の「限定的通航容認」か

トランプ米大統領が「イランから巨額の価値がある贈り物を受け取った」と表明したことをめぐり、その実態はホルムズ海峡における一部タンカーの安全通航をイラン側が容認したことである可能性が浮上した。25日(現地時間)、タイムズ・オブ・イスラエルなどが報じた。米イ両国が停戦に向けた「善意のジェスチャー」を模索する中での一時的な措置とみられる。

トランプ氏は24日、ホワイトハウスで行われた閣僚の宣誓式にて、「イランから非常に大きな贈り物が届いた」と述べ、外交的な進展を誇示した。内容の詳細については明言を避けたものの、「核関連ではなく、石油とガスに関連するものだ」と説明。市場では原資の返還や原油供給に関する憶測が飛び交っていた。

米国当局者によると、先週末に仲介国を通じてイラン側にメッセージを送った際、外交的解決の可能性を探るための「善意のジェスチャー」を要求したという。これに対し、イラン側は米国やイスラエルに関連のない一部のタンカーに限り、ホルムズ海峡の通航を容認することに合意したとされる。

■ 依然として残る「一時的」な措置への懸念

仲介役を務めるアラブ諸国の当局者は、今回の措置について「交渉のための地ならしの一環」との見方を示す。しかし、イスラエルメディアなどは、この通航容認が国際油価に長期的かつ重大な影響を与える可能性は低いと冷ややかだ。

米・イスラエルによる空爆が継続する中、イラン側がホルムズ海峡の完全開放という抜本的な譲歩を行う準備は整っていないとされる。今回の「贈り物」はあくまで限定的かつ一時的な措置であり、本格的な停戦合意に向けたハードルは依然として高いままだ。

市場関係者は、今回の動きを「決定的な供給増」とは見ていないものの、最悪の事態(海峡の完全封鎖)を避けるための対話の糸口として注視している。今後の焦点は、4月9日の戦闘終結目標に向け、イラン側が「15項目の要求」に対してどこまで実効性のある譲歩を積み上げられるかに移っている。

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