トランプ氏は「訪韓期間中に金正恩氏とは会わない」

写真は17年11月に韓国ソウルで開かれた米韓会談。(Shealah Craigheadによる公式ホワイトハウス写真)

トランプ氏は「訪韓期間中に金正恩氏とは会わない」

‐米「親書外交」以前から北と水面下での接触事実公表
‐米国務省「北との建設的な対話に向け、北朝鮮側の人物招請」
‐トランプ氏「訪韓期間中に金正恩氏とは会わない…別の方法で会う事も」

米国政府は26日、今年2月のハノイでの2回目の米朝首脳会談以降は米朝関係が再び停滞しているものの、米朝間の対話はしっかり続けられている事を明らかにした。またドナルド・トランプ米国大統領はこの日、「今回の訪韓を契機に北朝鮮の金正恩国務委員長と面会するのか」との質問に、「会わない」と答えた。

これは前日に韓国メディアなど世界6大メディアとの合同書面インタビューを行った韓国の文在寅大統領の「米国と北朝鮮は水面下での接触を続けている」との発言に対する回答だとみられる。文大統領は、最近米朝関係が膠着状態に陥っているとする見方に対しても否定している。

米国政府高官は「トランプ米国大統領を含む米国当局者らは、北朝鮮の当局者らとの対話を続けて来た」と、「現時点で私達がこれ以上発表する事は無い」と話した。

米国防総省の報道官室関係者も「トランプ大統領は金委員長が自身に話した非核化の約束を履行すると信じている」と、「この目標を”同時にかつ並行”して進展させるため、北朝鮮と建設的な対話を行う準備がされており、カウンターパートとなる担当者らを引き続き交渉に呼び寄せる」と話している。

米朝関係はハノイ会談以降、確実に冷え込んだものの、今月になってトランプ大統領と金委員長の間に親書が行き交い、雰囲気が好転している。この日の米国政府の発言は「親書外交」以前から対話のルートは維持されており、米朝の間に話が行き交っている事を意味している。

一部では米朝両首脳から発せられた追い風に、米朝対話再開はもちろん、3回目の米朝首脳会談の開催も可能であり、更に米韓首脳会談のために今月29日に韓国を訪問するトランプ大統領が、訪韓を契機に金委員長と板門店地域で面会する可能性もあるとみている。

しかし今回の米韓首脳会談のための訪韓を契機にしたトランプ大統領と金委員長の電撃的面会は実現しない事となった。トランプ大統領はこの日、大統領専用機に乗り込む際に「金委員長と面会するのか」との質問に対して、「会わない」と答えた。

トランプ大統領は「私はその人物(金正恩氏)ではなく、別の数名の人物と面会する」と、金委員長との直接的な面会については否定しながらも、金委員長と「別の方法で対話する事は出来る」との言葉を残した。

トランプ大統領は28日から29日まで、日本・大阪で開かれるG20サミットに参加し、G20終了後には韓国に渡り、30日に米朝首脳会談を行う。この際にトランプ大統領は非武装地帯(DMZ)や烏山にある米軍基地などを訪問する予定だ。

翻訳︰水野卓

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