北朝鮮ビール不正輸入した少年が書類送検

北朝鮮の「大同江ビール」/写真= RFA
北朝鮮ビール不正輸入した少年が書類送検
北朝鮮産のビールを不正に日本に搬入した19歳の少年が外為法違反(無承認輸入)の疑いで書類送検されたことがわかった。
11日、福岡県警によると、少年は昨年10月に経済産業省の承認なしに北朝鮮産の「大同江ビール」1本を中国・上海で購入し、佐賀国際空港を通じて国内に密輸した。
大同江ビールを日本円200~300円(2ドル)で購入した少年は、インターネットのオークションサイトで1万円(100ドル)以上で出品し販売したという。少年は「小遣い稼ぎのためにやった」と供述した。
一方、日本政府は北朝鮮産製品の輸入や関連船舶の入港禁止措置を2006年から実施している。2009年からは経済制裁として輸出禁止を追加し、制裁対象船舶の範囲を拡大した。また、昨年4月にはこのような対北朝鮮独自制裁を2年延長した。これにより、北朝鮮産の商品の輸入は一切禁止されている。