トランプ大統領、北朝鮮の間に書簡往来…「肯定的な内容だった」

トランプ大統領、北朝鮮の間に書簡往来…「肯定的な内容だった」

‐米朝実務交渉遅延の可能性次第に高まる
‐予定通りなら今月後半に実務交渉開催
‐時間稼ぐ北朝鮮、待つという米国
‐実務交渉の成功が重要、今は前向きな結果が必要

ドナルド・トランプ大統領は22日、北朝鮮との間に書簡の往来があり、それがとても肯定的であった事を明らかにした。米朝実務交渉が遅延する可能性も高まる中、時間に縛られずに「北朝鮮を待つ」という立場をはっきりさせたとみられる。

先月30日の板門店対話当時、トランプ大統領は北朝鮮と2〜3週の内に実務交渉が開かれるだろうと話していた。しかし今月も後半となった現在、実務交渉が開かれる雰囲気は造成されていない。これについては実務交渉再開時期が遅れる可能性があるとの見方もされている。

北朝鮮は実務交渉前の時間稼ぎをしている模様。北朝鮮は今月16日、今年8月に予定されている米韓両国による軍事訓練「19−2同盟」連合危機管理演習(CPX)を非難し、この訓練が実務交渉に影響を与えるとの立場をとっている。

トランプ大統領はこの日、ホワイトハウスでパキスタンのイムラン・カーン首相との会談に先立ち、「板門店対話の後、北朝鮮との実務交渉の日程は決まったか」との質問に「決まっていない」と答えながらも、「肯定的な書簡を北朝鮮と交換した」と話した。

トランプ大統領は、書簡の交換がどの時点で、どの様なルートで、誰の間で成されたのかについては具体的に話さず、書簡はどの様な内容だったのかについても明らかにしないまま、ただ肯定的だったとする評価のみを伝えた。

対北外交の最先鋒マイク・ポンペオ米国務長官もこの日の放送メディアとのインタビューで、6.30板門店対話以降に極秘で進められた事項はあったかとの質問に「国務省は北朝鮮の人々と多くの対話を行っている」と、水面下で北朝鮮との意思疎通が成されている事を示唆した。

また「(北朝鮮との)交渉が直ぐに始まる事を望む」と、実務交渉が早く開かれなければならないと北朝鮮に求めた一方、「私は彼らが交渉の場に現れた時、別の立場をとる事を願う」と話し、今回の実務交渉には北朝鮮が今とは異なる交渉戦略を持って臨まなければならないとの点を強調した。

トランプ大統領とポンペオ国務長官の発言は、北朝鮮に時間的な猶予を与えるとの意味だと考えられる。つまり実務交渉が遅延したとしても、非核化を進展させる事の出来る確実な案を熟考した上で臨まなければならないという事だ。

実際、今回の実務交渉が成功しなければ非核化は再び泥沼に嵌まる可能性が高い。よって、決められた時期に実務交渉が開かれる事よりも、前向きな結果が導き出される事がより重要となる。北朝鮮が時間を稼いでいる事も、米国が北朝鮮を待つという立場を明らかにした背景も、同様の理由からだと考えられる。

翻訳︰水野卓

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