北朝鮮の”韓国叩き”…「米韓同盟離間・合同演習縮小が目的」

北朝鮮の”韓国叩き”…「米韓同盟離間・合同演習縮小が目的」

‐米朝対話のモメンタム無い状況で韓国叩き続く
‐北朝鮮の狙いは同盟への亀裂や合同演習縮小

北朝鮮が米韓両国の定期合同演習を「侵略演習」だと断定し、これを中止するか解明しなければ南北の接触自体が難しくなると非難するなか、専門家らは北朝鮮の狙いについて米韓同盟を離間させ、演習の規模や意味をより縮小させるためだと分析した。

米国営ラジオ放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると13日、米国の専門家らはこの様な見解を発表し、北朝鮮の意図を把握しなければならないと伝えた。

元・大統領補佐官のゲイリー・サモア氏は、合同演習を続ける韓国を非難するものの米国との良い関係を強調する北朝鮮外務省局長の発言について、「米韓同盟を引き離そうとする北朝鮮の戦略」と分析している。

ドナルド・トランプ大統領が既に数回に渡って米韓合同演習は費用が非常に多くかかり不必要だと話し、「金の理論」に捕われていた事を考えると、北朝鮮は韓国や文在寅大統領に圧力をかけながら、今後の南北関係において北朝鮮の意思で合同演習を撤回させる目的があるという事だ。

元・米国務省次官補のマーク・フィッツパトリック氏も、「北朝鮮は(米韓同盟の脆弱点が)韓国にあると判断している」とし「また米韓同盟を自分たちの力で壊す事が出来ないと分かっている北朝鮮は、当面の間は韓国を叩き、韓国から譲歩を引き出していくとの戦略とみられる」と説明した。また、「北朝鮮がしきりに韓国の最先端兵器導入、すなわち最新鋭戦闘機F-35Aを導入した事や合同演習を問題視している事も同様に、短期的な譲歩を韓国から引き出すためだ」と分析した。

アトランティック・カウンシル(大西洋評議会)専任研究員のロバート・マニング氏は、国連安全保障理事会の対北決議に違反している北朝鮮の立場で韓国に対し米韓合同演習中止を要求する事は理にかなっていないと、「北朝鮮の行動は、米韓同盟の亀裂はもちろん、トランプ政権内部の亀裂を呼ぶ可能性がある」と語った。

韓国国家戦略研究院の文性默(ムン・ソンムク)統一戦略センター長も本紙の取材に「北朝鮮が完全な非核化をするという意思をはっきり見せていない現状況で、韓国を非難して米国との関係ばかりを強調する、米韓の引き離し戦略を用いている事は、同盟を離間させようとする北朝鮮の伝統的な”夷(い)を以(もっ)て夷を制す”やり方」だとの分析だ。

翻訳:水野卓

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