インド、ブロックチェーンエンジニア育成の地として浮上…集まるプロジェクト

インド、ブロックチェーンエンジニア育成の地として浮上…集まるプロジェクト

‐TezosやCardanoなど海外のプロジェクト、インドでエンジニアを養成
‐エンジニア養成とソフトウェアの外注形態に注目集まる
‐「コーダーではなく、テックライターの育成を」

現地の人材をブロックチェーン専門のエンジニアとして育成し、技術開発に投入する目的で、インドでの事業展開を図るプロジェクトが増えている。人材が豊富なインドは、相対的に人件費の競争力が高くITインフラも整っているため、ブロックチェーン産業の成長に有利な条件が揃っているとされる。

韓国のブロックチェーン企業にとって、エンジニア発掘は一つの課題だ。破格の待遇で採用しても離職率が高く、専門人材の確保が難しい。そんな現状を打開するため、インド行きを選択する事例が増えているという。

■インドで開発者を育てるプロジェクトたち
ビットコイン、イーサリアムに続く「第3世代の仮想通貨」を標榜するTezos(テゾス)は、インドに「Tezosインド財団(Tezos India Foundation)」を設立。現地で優秀なエンジニアを養成し、勢力拡大に乗り出したい構えだ。

財団は250人ほどのエンジニア育成を目標としており、インドの主要都市7箇所を中心にブロックチェーン教育、ハッカソン、ワークショップなどを行う予定だ。Tezosの関係者は「 IT 大国であるインドは、エンジニア養成に適した条件を兼ね備えている。ブロックチェーン産業に対する現地の関心の高さも、肯定的な要因の一つとして挙げられる」と説明した。

仮想通貨ADA(エイダ)を発行するカルダノ財団も、インド現地にブロックチェーンアカデミーを設立し、エンジニア育成の計画を発表した。今後1年間で約25万人の新人エンジニアや開発チームを育てたいとしている。

■単純なコーディングが開発ではない…テックライターを育成すべき
韓国でもインドなどの海外市場に目を向ける企業が増えている。いずれの企業にも共通するのは、開発者(コーダー)と開発企画者(テックライター)は分けて考えなければならないという考えである。設計図をそのまま実装するコーディングが重要なのではなく、設計図に必要なアルゴリズムを開発する役割に注目すべきであるということだ。

インドでの人材育成を計画する、韓国のプロジェクト関係者は「ブロックチェーン事業におけるコーダーとテックライターの区分は非常に曖昧だ。韓国では殆どのエンジニアがコーディングの役割のみにとどまっているため、常に誰かが作ったアルゴリズムを利用して開発を行うという状況が繰り返されている」と指摘。

また「コーディングは生産過程に属するため、どこの国でも同様の結果が生まれるしかない。韓国のブロックチェーン産業が成長するためにはアルゴリズム、即ち手順を定式化できる人材を養成し、技術分析や特許開発のような中核となる技術の確保に集中すべき」と強調した。

翻訳者:M.I

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