13日 南北閣僚級会談開催 …韓国政府「準備に万全期す」

【写真】今年3月に対北特使団として金正恩(キム・ジョンウン、右)委員長と会談した韓国統一部の趙明均(チョ・ミョンギュン)長官/写真提供:韓国大統領
13日 南北閣僚級会談開催 …韓国政府「準備に万全期す」
韓国と北朝鮮が、今年4月に文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)委員長が合意した「板門店宣言」の履行に向け、13日に板門店(パンムンジョム)で南北閣僚級会談を開催することにした。
韓国大統領府は9日、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長の主宰で国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開いたと発表。北朝鮮が閣僚級会談の開催を提案したことに歓迎の意を表した。また、「会談の準備に万全を期す」と伝えた。
北朝鮮は同日午前、南北閣僚級会談を13日、板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で開催し、板門店宣言の履行と第3次南北首脳会談について協議することを提案した。韓国政府も北朝鮮の提案に同意し、閣僚級会談の開催を受け入れた。
今回の南北閣僚級会談は表面的に板門店宣言の合意事項の履行状況を点検することだが、最近対北制裁をめぐる米国の態度が強まっており、韓国との関係強化で米国の制裁緩和を誘導しようとする北朝鮮の狙いがあると韓国メディアは分析している。
韓国政府は13日の南北閣僚級会談のため、統一部の趙明均(チョ・ミョンギュン)長官を首席にした代表団を構成する予定だという。