独自動車の生産、22年ぶりに最低水準記録

ドイツの自動車生産が昨年、22年ぶりに最低水準を記録した。昨年持続した米国と中国の貿易摩擦と欧州連合(EU)の自動車の排気ガス基準の強化などの影響が原因だと分析される。
ドイツ自動車工業会(VDA)は6日(現地時間)、19年の乗用車生産台数が約466万だったと発表した。18年と比べると約9%減少した数値で、1997年以来最低値となる。生産台数の減少は、輸出不振が主な原因であることが分かった。昨年、ドイツの自動車輸出は350万台で、前年比13%減少した。
業界関係者は、米・中の貿易紛争に加え、EUの排出ガス基準が強化された点がドイツの自動車産業に打撃を与えたと分析した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)「ドイツの自動車メーカーが、ディーゼルゲートからまだ回復していないうえ、電気自動車の開発コストで圧迫されている」とし「EUは二酸化炭素の総量に基づく罰金制度を今年本格的に施行する予定で、自動車メーカーは数十億ユーロを支支払わなければならない危機に立たされているなど、新年の展望は不透明だ」と評した。
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