オーストラリア森林火災で野生動物5億匹が死んだ…「コアラ」の被害は?

オーストラリア南東部の史上最悪の森林火災で、今まで野生動物5億匹が死んだと推定された。米CNBCによると、オーストラリアのシドニー大学の生態学者らは、今回の森林火災の影響で哺乳類、鳥、爬虫類などの野生動物4億8000万匹以上が死んだと見た。
特にコアラの被害が大きと推定される。オーストラリア当局は、約30%のコアラが死んだと見ている。生態学者らは、動きが遅いコアラが炎を避けられず、被害地域で火が始まって以来、8000匹以上が死んだと推定した。
シドニー大学側は森林火災が生態系の現在だけでなく、将来にも大きな影響を与えると明らかにした。また「よく知られている種だけが危険にさらされたのではない。昆虫も火に非常に敏感である。生態系の水分や栄養分の循環などは昆虫に依存する」とし「どのように回復されるか知ることができない」と懸念を示した。
昨年9月から4ヶ月以上続いているオーストラリア森林火災は、これまで1000軒以上の家屋と900万エーカーの森を破壊し、18人の命を奪った。気象学者は、気候変動に起因する記録的な高温と干ばつが原因だと見ている。
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