2ヶ月我慢した…トランプ氏、コロナ禍で初のゴルフ

-CNNなどの米国メディア、経済正常化への意思表示と分析
米国のドナルド・トランプ大統領が2ヶ月前の新型コロナウイルス国家非常事態宣言以降で初めてとなるゴルフを行なった。
米国メディアは、米国に日常を回復させようというトランプ大統領の意思表示だとの分析だ。
CNNなどによると現地時間23日、トランプ大統領はこの日の午前、ホワイトハウスから車で約30分の距離にあるバージニア州スターリングのゴルフ場「トランプ・ナショナル」を訪れた。
トランプ大統領がゴルフ場を訪れるのは今年3月8日以降で初めての事。
トランプ大統領はほぼ毎週末欠かさずゴルフ場を訪れるほどのゴルフ好きで知られるが、新型コロナウイルス感染拡大防止策の一貫として自粛を続けていた。それが遂にこの日、ゴルフ場を訪れた。
依然としてマスクはしていなかった。
トランプ大統領を警護するシークレットサービスの警護員らはマスクを着用していたものの、トランプ大統領と同行者らはマスクをしていなかった。
CNNは米国国民らに日常生活に復帰出来るというシグナルを送る意図が含まれていたとみている。
ゴルフ場を皮切りに、コロナ禍でも以前の様に経済活動を正常化しても大丈夫だとのメッセージを国民らに送ったとの見方だ。
前日となる22日には、ホワイトハウスのバークス担当官が米国国民に向けて6フィート(約2メートル)のソーシャル・ディスタンスさえ実践出来れば、今週からゴルフ、テニスなどあらゆるスポーツをしても大丈夫だと発表している。
しかし現在、米国の新型コロナウイルス感染者は160万人と世界で最も多く、死亡者も9万6000人に迫っている。
翻訳:水野卓
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