米アップル、再び店を閉鎖…「黒人死亡」でデモ激化

新型コロナウイリスの影響でしばらくドアを閉めて最近営業を再開したばかりの米アップルストア。しかし米全域で人種差別デモが激しくなったことをうけ、再び店の閉鎖を決定した。
現地メディアによると、アップルは5月31日(現地時間)に声明を発表し、「多数の店舗を閉鎖することを決めた」と明らかにした。
新型コロナの感染拡大によって今年3月、米国内の全店舗を閉鎖したアップルは先月26日、100以上の店舗で営業を再開した。アップルは米全域で271店舗を運営している。そのうち130店舗が部分的に運営を正常化した。しかし今回のデモ拡散で、複数の店舗の窓ガラスが割れたり、製品が盗まれた被害が続出したという。
一方、先月25日に米ミネソタ州・ミネアポリスで白人警察官が黒人男性を逮捕する過程で、膝で首を押さえつけ男性が死亡する事件が起きた。同事件をきっかけに米全域で激しい抗議デモが行われている。デモは放火、略奪などの犯罪につながり、アップルストアだけでなく、ホールフード、ウォルマートなどの大型マートチェーンも多数の店舗を暫定閉鎖することにした。
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