電気車のワイヤレス充電、早ければ22年に商用化へ

2022年には電気車のワイヤレス充電が大衆化されると予想されている。
米経済専門放送CNBCは8日(現地時間)、「現在、複数のスタートアップ(創業初期企業)と大学が、電気自動車や消費者向け次世代ワイヤレス充電技術を開発している」とし、「22年になれば、駐車の状態で電線無しに車に電力を充電できるようになる」と報じた。
これまでの無線充電は一定の距離を要求しているが、今年4月にスタンフォード大学が公開した技術では、腕の長さ程度の距離でも無線充電が可能であることが確認された。
スタンフォード大学の研究チームは、「かつては送信機から送る電力のうち、約10%のみが伝達されたが、新技術では60センチ離れた距離で10Wを送ると、92%が伝達された」と説明した。
また、別のワイヤレス充電技術開発会社であるワイトライシティのグルゼン最高経営者(CEO)は、「技術開発は長くて険しい」としながらも、「電気車のワイヤレス充電技術は商用化できる」と明らかにした。
中国は先月、同社が開発した充電用磁気コイルを全国ワイヤレス充電標準に採択した。グルゼンCEOの説明によると、この技術で電気スポーツカーやスポーツ·ユーティリティ·ビークル(SUV)などを1.2-3メートルの距離からも無線で充電できるという。
一方、ワイヤレス充電の国際標準化作業も進められている。CNBCによると、今後同分野の市場規模は年間30%成長し、25年には市場規模が270億ドルに拡大する。
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