北朝鮮、南北共同連絡事務所を爆破…開城工業団地から煙を確認

北朝鮮が16日、開城工業団地の南北共同連絡事務所を爆破したと韓国の統一部が発表した。
統一部の発表によると、北朝鮮は同日午後2時49分、開城工業団地の共同連絡事務所があるビルを爆破した。韓国軍当局もこれに先立ち、開城工業団地の地域で黒い煙と一緒に爆音が聞こえてきたことを確認したと発表している。
2018年南北首脳間の板門店宣言を機に設置された南北共同連絡事務所は、これまで南北の外交公館として活用されてきた。設立後は連絡事務所で所長レベルの会議が毎週1回程度開かれたが、昨年2月に米北首脳会談が決裂してからは会議は開かず、新型コロナウイリスの感染拡事態以降は事実上運営が中断された状態であった。
さらに先週には朝鮮労働党の金与正第1副部長が韓国脱北者団体によるビラ散布を問題にし、連絡事務所の爆発を予告した。
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