トランプ氏、米中監査監督の協定を破棄か

ドナルド·トランプ米大統領が2013年に締結された米中の監査監督当局間で結んだ協定(AuditAgreement)を近いうちに破棄する予定だという見通しが出た。
13日(現地時間)、米国務省のキース·クラーク経済次官はあるメディアとの書面インタビューで、同協定の破棄が「差し迫った」と明らかにした。
また「この問題は米国の株主を危険にさらし、米国企業を不利にさせ、金融市場での米国の優位を弱める国家安保の問題だ」と説明した。
米国と中国は2013年、自国の企業が相手国の株式市場に上場する際、該当国の会計規定順守義務を免除する協定を締結した。
これを受け、中国企業は米上場企業会計監督委員会(PCAOB)の会計規定を遵守しなくてもニューヨーク証券市場に上場できるようになり、米国企業も中国市場への進出が容易になった。
しかし最近になって、米証券市場に上場した中国企業の会計不正問題が提起され、中国企業の米証券市場上場を規制すべきだという声が高まっている。
同協定が破棄されれば、中国企業の未上場はさらに難しくなると予想される。
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