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ビットコインが11ヶ月振りに1万1000ドル突破

ビットコイン(BTC)が1万1000ドルラインを突破した。ビットコインの価格が1万1000ドルを超えたのは2019年8月以来で、約11ヶ月振りとなる。
コイン360の集計によると28日午前8時現在、ビットコインは24時間前より13.18%上昇し1万1247ドルで取引された。現在午後1時時点では上昇の勢いが鈍くなり1万1千ドルを下回っている。
またイーサリアム(ETH)もイーサリアム2.0のローンチへの期待感から急騰し、5%以上上昇し320ドル前後で推移している。
主要海外メディアは今回のビットコイン価格の上昇について、安全資産としての役割が理由だと分析。米経済チャンネルCNBCは「投資家らがヘッジ手段の投資を増やす中、(金やビットコインなどの)資産価格が取引時間中に急騰した」と報じた。
最近の米中摩擦の激化、新型コロナウイルスの感染再拡大、米国の追加景気刺激策推進など、様々なイシューの中で安全資産を求める動きが目立っているが、この日の取引時間中にもその様な動きが現れていた。
一方、新型コロナウイルス感染症の世界的な大流行の中、今年上半期に米国で仮想資産への投資が急増したという分析が発表された。米経済専門誌フォーブスはコーナーストーン・アドバイザーのアンケート結果を引用し、「米国成人の15%が仮想資産を保有しており、この内の半分以上が今年上半期に初めて仮想資産への投資を始めた」と伝えた。
新規投資家の仮想資産への投資額は675億ドルで、1人あたりの平均投資額は約4000ドル。今年上半期に仮想資産への投資を始めた人の内、80%以上が男性で平均年間所得は13万ドル以上である事が分かった。
更に同誌はコイン・メトリックスを引用し、「ビットコインが今の上昇傾向を維持した場合、1日の取引量基準で、4年以内に米国の株式市場を超越し、5年以内に米国の債券市場を上回る」との予測を伝えた。
翻訳:水野卓