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米ドル高…ビットコインから資金流出

コインマーケットキャップによると29日、ビットコイン(BTC)の価格は午前9現在、1700ドル(約1128000円)付近で取引されている。9月のビットコイン価格は11000ドルラインでの攻防が続いている。

最近のビットコイン価格の動きは、米ドル高との関連性があるとする見方もある。安全資産として認められながらも米ドルの価値とは反対に動く仮想資産が、米ドル高の流れの中で苦戦しているとの見方だ。

実際、ドルインデックスは上昇傾向にある。ドルインデックスは世界主要6国の通貨に対する米ドルの平均価値を表す指標。ドルインデックスの上昇は米ドルの価値が上がっている事を意味する。インベスティング・ドットコムによると、ドルインデックスは91日の92.34から98日には93.44まで上がり、29日午前9時現在では94.16にまで上昇している。

仮想資産投資アナリストのマックス・カイザー氏はコインデスクに対し「ビットコインは金同様に米ドルと逆相関の動きを見せる」と話した。実際、今年3月からビットコインとドルインデックスは正反対に動く傾向を見せ始め、7月以降はこの様な動きがより明確になっている。

これによりビットコインが心理的な支持線である1万ドル以下まで下落する事もあるとみられる。ビットコイン価格と連動する傾向を見せる金は、既に2ヶ月振りの最安値となる1860ドルまで下落している。

ただし株価が反騰すれば米ドルに対する需要が減り、ビットコインや金の価格も回復するとみられる。

翻訳:水野卓
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