「人権より防疫」強調する韓国外相、自身の夫は例外?

写真は韓国の康京和外交部長官。韓国外務部ホームページから。
韓国の康京和外交部長官の配偶者、イ・イルビョン延世大学名誉教授が今月3日、1億ウォン(約900万円)以上するヨットを購入するため米国に出国した事実が明らかになる中、以前に康長官が新型コロナ防疫指針を守らない者を批判していた事が改めて注目されている。
康長官は先月31日、「パンデミック以後の世界:地政学的競争と多者主義の役割」をテーマに開かれた2020外交安保研究所国際問題会議の基調演説で「政府を信頼していない、または理由が何であれ政府に反対している人々に市民参加を期待する事は難しいという手痛い教訓を改めて得る事になった」と話した。
康長官は「(韓国政府は)強硬な非協力に対しては執行力を行使するしかない」と、国民に対し海外旅行の自粛を求めていた。
また今年5月にも「私生活は重要な人権だが、絶対的な権利ではない」と、新型コロナウイルス感染者の追跡体系を支持する発言をしている。
しかし康長官は最近、1億ウォン以上するヨットを購入するため米国に向かい批判を浴びている配偶者のイ教授については「本人もよく理解しており、私も説明しようとしたが、結果として本人が決断して出国した。いずれにせよ申し訳なく思う」と相反する姿勢を見せている。
翻訳:水野卓
Copyright © The financial news japan. All rights reserved.