韓国ソウル市「5人以上の集合禁止」…事実上のロックダウンか

−年末年始を前に特段の対策が必要
−ソウル市、5人以上の集合禁止方針決まる
新型コロナウイルスの第3波への対策としてソウル市が「5人以上の集合禁止」の行政命令を下す方針である事が分かった。この措置が施行されると、室内外を問わず4人以下の集まりだけが可能となる。これは事実上のロックダウンと言えるが、ソウル市は関係機関との協議を経て、23日から公式に施行することを決めた。
ソウル市によると今日21日、ソウル市は「5人以上の集合禁止」案について中央災難対策本部などと調整中だ。
ソウル市の発表によると、5人以上の集合禁止は23日0時から来年1月3日まで。5人以上の集合禁止は、第3段階のソーシャル・ディスタンスで適用される「10人以上の集合禁止」より更に強力な措置で、施行されると、室内外を問わず4人以下の集まりのみが許される。
ソウル市が5人以上の集合禁止措置を決定したのは、年末年始を目前にして特段の対策を取らなければ、新型コロナウイルスの感染拡大が防げないとの判断によるものだ。感染者が連日急増しており、ソウルの病床も限界に達している。ソウルの感染病専門病院の病床稼動率は85.4%で、もうギリギリの状況だ。
ソウル市のソ·ジョンヒョプ市長権限代行は21日の会見で「今ソウルは暴風前夜」とし「この爆発的な感染増加を防がなければ、都市が封鎖されたニューヨークやロンドンの風景がソウルでも起きる可能性がある」と強調した。
一方、京畿道などの首都圏の自治体も 5人以上の集合禁止行政命令を今月23日0時から来年1月3日24時まで施行する方針だ。
翻訳:水野卓
Copyright © The financial news japan. All rights reserved.