中国からの入国者、5人に1人がコロナ陽性

国からの入国者全員に対するPCR検査が義務化された中、今月2日に仁川空港から韓国に入国した入国者の5人に1人がコロナ陽性だったことが分かった。

国疾病管理庁は3日、今月2日の1日の間に中国発の航空機と船舶を利用して仁川空港と全国の港湾から入国した乗客と乗務員は1052人で、このうちの79人が港湾からの入国者だと発表した。

航空機利用者のうち、90日以内の短期滞留外国人の無症状者309人は到着後直ちに仁川空港検査センターでPCR検査を受け、このうちの61人が陽性、陽性率は19.7%だった。

陽性判定を受けた61人は、防疫当局が用意した臨時施設で7日間隔離される。韓国政府は現在最大で100人まで受け入れ可能な隔離施設を用意しており、仁川、ソウル、京畿道に追加の予備施設を確保する計画だが、受け入れ可能な人数を直ぐに超過するとみられる。

国からの入国者のうち、90日以内の短期滞留外国人を除く、韓国人と90日以上の長期滞留外国人は入国1日以内に居住地付近の保健所でPCR検査を受けなければならない。つまり入国1日後にPCR検査を受けた人からもコロナ陽性反応が出る可能性があり、正確な感染者数を把握するにはもう1日必要となる。

国防疫当局は「新型コロナが2級感染症に調整されたことで、医療陣による陽性判定の時点が即時から’24時間以変更された」と、「これにより、感染者の発生が自治体を通じて登録されるまでに12日のずれが生じる」と発表している。また「特定の日に入国した中国からの感染者だけを別途分離したり、検査場所別に1単位で集計を出すことは困難だ」と伝えている。

一方、仁川空港検査センターでPCR検査が可能な人数は1555人で、仁川空港公社では現在、新型コロナ検査センターを3カ所運営している。

これに先立ち韓国政府は、中国当局が「ウィズコロナ」を宣言した後に感染者が急増したことで、入国者を対象に検疫及び防疫の強化を決定。更に中国からの航空便増便の停止と、地方空港3カ所からの中国便を休止させ、仁川空港のみを開放している。

また中国からの船舶で入国する全ての者に対してもPCR検査を行なうこととした。

今月5からは、中国からの入国時に48時間以内のPCR検査の結果、または24時間以内の専門家用RAT検査の結果の提出が必要となり、今月末までの1ヵ月間は、中国国内にある公館の短期ビザ発給も制限する。更に中国からの入国者は「感染情報事前入力システム(Q-CODE)」を入力していない場合、航空機への搭乗が制限される。

翻訳:水野卓
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