韓国銀行(中央銀行)が8日発表した3月の国際収支(速報値)によると、経常収支は373億3000万ドル(約5兆8000億円)の黒字となった。前月(231億9000万ドル)に続き2ヶ月連続で過去最大値を更新し、黒字幅は前月比で61%拡大した。中東情勢の緊迫化による地政学リスクを、主力の半導体輸出が圧倒した形だ。
項目別では、最大の比重を占める商品収支が350億7000万ドルの黒字を記録し、単月として過去最大となった。輸出額は前年同月比56.9%増の943億2000万ドルに達した。
特に半導体の輸出が前年同月比149.8%増の329億7000万ドルと驚異的な伸びを見せたほか、情報通信機器(78.1%増)や石油製品(69.2%増)も好調を維持した。韓国銀行の金英煥(キム・ヨンファン)経済統計第1局長は「ホルムズ海峡封鎖の影響は4月以降の統計に現れる見通しだが、半導体を中心とする輸出の勢いを揺るがすほどではない」と述べ、供給不足に伴う設備投資の拡大や輸出価格の上昇が追い風になっているとの認識を示した。
サービス収支は12億9000万ドルの赤字だったが、内訳では旅行収支が1億4000万ドルの黒字を記録した。旅行収支の黒字は、2014年11月以来11年4ヶ月ぶりとなる。
春の行楽シーズンに加え、K-POP公演などのイベント効果で月間の入国者数が初めて200万人を突破したことが寄与した。一方、運送収支(1億5000万ドルの赤字)などは低迷したものの、旅行収支の改善がサービス部門全体の赤字幅を抑制した。
配当や利子などの所得を示す第1次所得収支は35億8000万ドルの黒字となった。配当所得(27億ドル)を中心に、前月比で約53%拡大した。
金融勘定(純資産の増減)は369億9000万ドルの増加となった。内訳を見ると、韓国人による海外直接投資が88億9000万ドル増加した。一方、証券投資では韓国人による海外投資が40億ドル増えたのに対し、外国人による韓国国内投資は株式を中心に340億4000万ドルの減少を記録した。

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