アップルが株価史上最高値更新…「Vision Pro」に高まる期待

(写真は、アップル公式ユーチューブ映像より)
−MRヘッドセット公開後、僅か1週間で達成
時価総額世界1位のアップルが1年5カ月ぶりに株価の史上最高値を更新した。ベールに包まれていたMR(複合現実)ヘッドセット「Vision Pro」公開後、僅か1週間での更新だった。
−183.79ドル、1年5カ月ぶりに高値更新
アップルの株価は現地時間12日、ニューヨーク株式市場で、前日比1.56%上昇した183.79ドル(約2万5000円)で取引を終えた。昨年1月以来、1年5カ月ぶりの高値更新となった。アップルの株価は取引時間終了後の時間外取引でも上昇を続け、184ドル台まで上昇している。
この日のニューヨーク株式市場もアップルの影響で14カ月ぶりの高値で取引を終えた。現在アップルの時価総額は約2兆8900億ドル(約403兆2000億円)。
これに先立ちアップルは今月5日の「WWDC23」でMRヘッドセット「Vision Pro」を公開している。公開前、アップルの株価は下落傾向にあったが、公開後は反転し上昇傾向にある。
−3499ドルの高価格でも…アップルマニア魅了
Vision Proは当初、予想価格3499ドル(約4万9000円)の高価格がネックだと指摘されていた。しかしWWDC23で卓越した性能が公開されると、アップル支持層や業界関係者らは魅了された。
Vision Proは各レンズごとに4K水準の画質が提供され、2300万画素のディスプレイを搭載。約100フィート(30m)の超大型画面を創り出し、没入感を極限化させ個人用映画館として楽しむことなどが可能。
機器チップセットにはアップルの高性能チップM2と、Vision Pro専用チップとなるR1が搭載された。これを元に、12個のカメラと5個のセンサー、6個のマイクから入って来る情報を処理し、リアルタイムでのMR体験を提供する。また専用OS「visionOS」が搭載され、ユーザーの目と手、音声を通じて制御する3Dユーザー・インターフェースも兼ね備えている。
業界では「Vision Pro」に続き普及型MRヘッドセットを開発中だとの話も伝わっており、これもアップルの株価上昇の要因となっている。
一方、アップルの株価は分割後の史上最高値を記録しているが、最近の自社株買いにより時価総額は未だ記録更新には至っていない。アップルは時価総額3兆ドルに迫る状況にある。
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翻訳:水野卓
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