「プーチン大統領再出馬へ…支持率80%に迫る」

‐ロシア大統領選、来年3月24日…反対気運なく
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が来年の大統領選挙に出馬するとの情報が伝えられた。主要海外メディアは現地時間6日、複数の消息筋の言葉として、この様に報じた。ロシア大統領選は来年3月24日に行なわれる。
海外メディアによると、現地ではプーチン大統領が既に出馬を決意したとのニュースが広まっており、プーチン大統領の側近らは選挙運動と選挙の準備をしていると伝えている。
ロシア内では現在、プーチン大統領の支持率が80%に迫っている。このため来年の大統領選は形式的な手続きに過ぎないとの見方が強まっている。またプーチン大統領は国家と国営メディアの支援を得ており、大衆の間にも反対の気運はほぼ無いとみられる。
先月7日に71才の誕生日を迎えたプーチン大統領が来年の選挙で再選すれば、2030年まで更に6年間、権力を維持できる。海外の情報当局はプーチン大統領が終身政権を狙うとみている。
プーチン大統領は1999年12月31日頃、突然退任したボリス・エリツィン前大統領から大統領職を引き継いだ後、自身の側近であるドミトリー・メドヴェージェフ安全保障会議副議長に大統領職を引き渡した4年間(2008〜2012年)を除き、大統領の座を維持している。
プーチン大統領は、約30年間政権を担った旧ソ連のヨシフ・スターリン共産党書記長以来、ロシアで最も長く政権トップの座に就いている大統領だ。レオニード・ブレジネフソ連共産党書記長の18年の在任期間は既に超えている。
翻訳:水野卓
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