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「羽賀研二容疑者とともに逮捕されたのは日本司法書士連合会副会長だった」極めて重大な事態と会長が異例の声明

タレントの羽賀研二容疑者(63)が、虚偽の不動産登記を行った疑いで、暴力団・六代目山口組弘道会の幹部らとともに逮捕された事件で、日本司法書士連合会の副会長も逮捕されていたことが明らかになった。

逮捕されたのは、日本司法書士連合会副会長の野﨑史生容疑者である。羽賀容疑者らは2023年6月、羽賀容疑者が所有する沖縄県内のビルと土地の差し押さえを免れるため、自身が代表を務める会社に所有権が移転したと装う虚偽の登記を行った疑いが持たれている。

羽賀容疑者は、知人から約4億円をだまし取った罪などで被害弁済を命じられており、虚偽の登記により不動産収入を隠す目的があったとみられている。警察は、暴力団に対する登記をめぐる報酬が渡っていた可能性も含めて調査を進めている。

日本司法書士連合会副会長の逮捕に会長が謝罪

野崎容疑者が副会長を務めている日本司法書士連合会は、登記、供託、訴訟その他の法律事務を扱う司法書士を監督する団体であり、司法書士法に基づいて設立されている。同連合会は司法書士の登録に関する事務を行い、司法書士会への入会は法律で強制されている。2024年4月時点での会員数は2万3156人である。

今回の事件を受けて、日本司法書士連合会の小澤吉徳会長は26日、「極めて重大な事態」であると述べ、「国民の皆様に不安を与えたことにつきお詫び申し上げます」と謝罪の意を表明した。

会長の声明全文

以下に小澤吉徳会長による談話全文を掲載する。

当連合会副会長逮捕に関する会長談話

昨日、当連合会の野﨑史生副会長が強制執行妨害や電磁的公正証書原本不実記録などの疑いで逮捕されたとの報道がありました。

被疑事実の有無については今後の捜査を待つことになりますが、報道内容が事実であるとすれば、そのような行為は到底許されるものではなく、極めて重大な事態であると厳粛に受け止めています。

当連合会の役員から逮捕者が出たことは誠に遺憾であり、国民の皆様に不安を与えたことにつきお詫び申し上げます。

当連合会としては、捜査に協力しつつ、情報収集に努めてまいります。また、事実を確認の上、厳正に対処するとともに、今後も司法書士制度に対する国民の皆様の信頼確保のために全力で取り組んでいく所存です。

今後の捜査結果と日本司法書士連合会の対応に注目が集まるだろう。

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