トランプ氏、第2次米朝首脳会談を公式化..年内の終戦宣言に期待高まる

トランプ氏、第2次米朝首脳会談を公式化..年内の終戦宣言に期待高まる
トランプ米大統領が2次米朝首脳会談の開催を公式化し、年内に韓国、北朝鮮、米国が終戦宣言に合意できる可能性がさらに大きくなった。
トランプ米大統領と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は24日、米・ニューヨークで1時間20分間会談を行った。同会談では米韓自由貿易協定(FTA)と北朝鮮の非核化問題が深く議論されたと伝えられている。
トランプ大統領は「我々(米国と韓国)は、北朝鮮に対して非常によく対応している」とし「2次米朝首脳会談の具体的な場所と日程は近く発表される。また、数週間以内に本当に重要なことが起こるとのニュースを聞くことができるだろう」と語った。
トランプ大統領は、ポンペオ米国務長官が北朝鮮の実務陣と首脳会談のために接触しているということも明らかにし、2次米朝首脳会談の開催を改めて確認した。
米朝首脳の再開が既成事実になった中、今回の米朝首脳会談で終戦宣言が導出されることができるという期待も高まっている。非核化の過程で北朝鮮制裁を緩和しないという意志を米韓の両首脳が合意しただけに、朝鮮半島の情勢を進展させる突破口として終戦宣言の役割も大きくなった。
文大統領は「終戦宣言は政治的な宣言であり、敵対的関係を終息する意味だ」と説明し、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長も「終戦宣言は、米韓関係と在韓米軍の撤退などの問題とは関係ない」と述べている。
■米朝とも2次会談の結果が切実
2次米朝首脳会談に全世界の耳目が集中されている理由は、今回の会談で米国がこれまで以上の成果もなく「手ぶら」で退くことができないからだ。ポンペオ長官の4次訪朝が8月末急遽取消しとなった背景にも、「訪朝しても得るものがない」との判断があった。
トランプ大統領は現在、「米朝間の対話と交渉を急がない」と余裕のある姿を見せているが、もうすぐで中間選挙(11月)があり、再執権のための成果が必要だ。時間に追われているだけに、今回の米朝首脳会談では、世界が驚くほどの何かの合意が出られる可能性も高い。
北朝鮮も経済発展が急務のため、米国が主導する対北朝鮮制裁の長期化から抜け出す必要がある。北朝鮮は外部の「共和国圧殺政策」に対抗して生産量を最大化するなど、自力更生の力を積もうと内部的に督励しているが、すでに限界だ。
金委員長が「米国の相応措置がある場合、寧辺の核施設を廃棄する」と言及したのは、北朝鮮が2008年6月に寧辺の核施設の冷却塔を廃棄した後、同年10月に制裁の名分となった「テロ支援国」からしばらく除外された経験があるからとみられる。
ドア大統領は北朝鮮と米国を行き来し、2国の架け橋になっている。文大統領は、今回の訪米で、アントニオ・グテーレス国連事務総長と会談し、「非核化を促進できる方法の一つが終戦宣言だ」と国連の関心と協力を要請した。
文大統領の外交成果が2次米朝首脳会談で終戦宣言、さらには北朝鮮の非核化につながるか注目される。韓国政府の関係者は「今後、米朝会談で双方が終戦宣言の意味をどこまで定義するかが観戦ポイントになるだろう」と述べた。
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