2025年4月に開幕予定の大阪・関西万博における前売り券の販売状況が振るわないことが明らかになった。25日に発表されたデータによると、18日時点で公式ウェブサイトを通じて個人が購入した枚数は約47万枚にとどまっている。
販売不振の背景
前売り券の総販売数は約744万枚で、目標として掲げられている1,400万枚の約53%に留まる。販売ルートごとの内訳を見てみると、企業向けの「直接販売」が約613万枚で全体の82%を占め、目標達成に近づいている。一方、個人向けの公式ウェブ販売は約47万枚、旅行会社などへの委託販売は約84万枚に留まり、特に個人向けの販売不振が顕著となっている。
公式ウェブサイトでの購入には「万博ID」の登録や本人確認手続きが必要であり、これらのプロセスが煩雑であるとの指摘が多い。これが個人購入者の足を遠ざける一因と見られている。
今後の課題
万博協会は目標の1,400万枚達成に向けて販売促進策を強化する必要がある。特に、個人向け販売を伸ばすためには、購入手続きの簡略化や、ウェブ以外のルートでの販促活動が重要だ。
万博の成功に向け、どのような具体的な施策が講じられるのかが注目される。













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