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共産県議の「人殺しの訓練」発言に自衛隊家族会が抗議 県議団が謝罪

滋賀県議会で共産党所属の中山和行議員が自衛隊の実弾射撃訓練を「人殺しの訓練」と発言したことに対し、県自衛隊家族会が強く反発し、県議会議長に対して抗議文を提出していたことが18日、明らかになった。共産党県議団は発言の不適切さを認め、謝罪した。

議事録によれば、中山議員は3月19日の本会議において、高島市にある陸上自衛隊饗庭野演習場で実施された日米陸軍の実弾訓練に関し、「人殺しの訓練」「人殺しのための訓練」と表現し、訓練中止を求める請願に賛同する立場から討論を行った。

これに対し、自衛隊家族会は「発言は自衛隊員個人に対する侮辱であり、職業差別にもつながりかねない」と強く非難。今月15日までに「県議会として厳正に対処すべき」とする申し入れ書を有村國俊県議会議長宛に提出した。

18日に開かれた県議会議会運営委員会では、共産党県議団代表の節木三千代議員が「不適切な発言であった。深くおわびしたい」と謝罪した。これを受け、有村議長は節木氏に対して口頭で厳重注意を行ったと説明した。その上で、家族会への対応については「発言者である中山議員らがどう応じるかが重要であり、当事者同士の対話が鍵になる」と述べた。

今後、当該発言が議会内外にどのような波紋を広げるかが注目される。

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