万博協会は28日、会見を開き、万博開幕後に職員や関係者が「社会通念上不相応な言動」を受けたとの報告が寄せられたことを受け、「カスタマーハラスメント(カスハラ)」に対応する基本方針を策定したと発表した。
会見で協会は、「運営に携わる関係者は、ご意見には真摯に向き合う姿勢を持っているが、慣れない中で不快な思いをさせてしまった事例もあり、日々改善に努めたい」と述べた。そのうえで、職員やスタッフが来場者から「SNSに写真を載せるぞ」と脅されるような行為があったことも明らかにした。
こうした背景から、協会はカスタマーハラスメントに対する基本方針を策定し、今後は毅然とした態度で対応する方針を示した。安全な就業環境を確保し、来場者が安心して万博を楽しめる環境作りを目指すとしている。
策定された基本方針によれば、来場者の言動や行動がカスタマーハラスメントに該当すると判断した場合、入場を拒否したり、退場を求めたりする可能性がある。また、必要に応じて警察や弁護士など外部の専門家と連携し、刑事・民事上の法的措置を含めた適切な対応を取るとしている。













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